野辺送り 経済原理で 考える・・・。(悲しみ紛らすための方便やけど・・・)

              

今日は、娘猫の野辺送り。
こんな日でも、お客様からは注文をいただけたので、ゴソゴソと梱包し午前中にクロネコを呼ぶ。
業者には、午後に来てもらうようにお願いする・・・。

昔なら、一戸建てなら庭に埋葬してあげるなどしていたのだろうけれど、昨今の住宅事情ではなかなかそれもムズかしい。
だから、こんなサービスが提供されている。
「個別火葬専門の出張ペット葬儀サービス」

ここにお願いして、娘猫の弔い。
昨日・今日とよりによって気温が上がり、しかも蒸し暑かったので、クーラーのない我が家では娘猫をキレイな状態に保つのにとっても気を使ったけれど。

この業者さん、フランチャイズ募集中らしい。
軽自動車の後部座席を改装し、ペット専用の火葬炉をしつらえてある。
車の外観は特になにもしていないから、そういうサービスを提供している業者の車だなんて近隣の人も気づかないようにしてある。
もちろん、ニオイが漏れるようなこともなし。

料金は体重別(重くなれば料金が上がる)になっていて、40キロ未満なら移動火葬車で対応可能、らしい。
流石にグレートデンやセントバーナードはムリだけれど、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなら対応可能ってこと。
ちょっとびっくり。そういう犬種はたぶん、もう少し大きな車種で対応しているんだろうけれど。

体重別で決まった娘猫の料金は1万8千円。それが出張料金・火葬・骨揚げ・骨壷などの一切合切を含んでいた。
他のペット霊園で同等のサービスを受ける場合、3万円近い料金だったので随分とリーズナブル。

因果なもので、ネットビジネスを始めてからこういうサービスに接するたびに「コストどのくらいなんやろ?利益1件あたりいくら位なんやろ?」という考えが頭をよぎる。
今回は、娘猫に突然旅立たれた悲しみを紛らすための方便ではあるけれど。

1件あたり2時間くらい時間をかけているから、移動時間を考えても1人のフランチャイズが受けられる1日の件数は多くても5~6件かな?それも、車での移動時間を極力少なくできるよう、本部で依頼を近隣区域にまとめるようにしているんだろうし・・・。
火葬の間、車を駐める場所が確保できないときは車を走らせながらだから、結構疲れる仕事だな・・・大変だな・・・。

と、つらつら考えているうちに「終わりました」と連絡が入る。
マンションの脇に駐車してもらい、骨揚げ。
あ~あ・・・こんなに小さくなっちゃって・・・。
涙が滲む。
業者さんにお礼を告げ、娘猫を腕に抱いて帰宅した。

日本の住宅事情から考えると、このテのサービス業は成長産業に入るんだろうな・・・と思う。
ただ、トラブルも多くなっているらしいので・・・。
もし、こうしたサービスを利用する場合は業者をよく吟味してお願いするようにしたほうがいい、とも思う。
我が家の場合は何の不満もないけれど。

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こんな本も出版されている。
流石に、値段が高すぎなのか・・・密林様以外の出品者いないねぇ。