ツライけど観に行こう、やっぱり。 ~いつもと違うのだめもどき~

              

子供の頃、「関西には地震がない」とのんびり思っていた。
その認識は学生時代に覆されたのだけれど。

18年前のあの出来事が起きるより以前。
史学科に在籍していた私は、「日本書紀」「続日本記」を読み、飛鳥時代~奈良時代にかけて、ちょくちょく「地震る」(これでなゐふると読む)という記述があるのを初めて知ったのだった。
「日本書紀」や「続日本記」が書かれた、当時の日本の首都(藤原京・平城京など)の所在地は現在の奈良県である。
つまりは関西、だ。

とはいえ、「大昔は関西でも地震あったんやな・・・」とのほほんと思っていた。

その甘い認識があっという間に崩れ去ったのは18年前のあの日。
見慣れた街が変わり果てた姿になった、あの日。

観たいけれど観るのが怖い・・・と思っていたけれど、やっぱり観に行くことにした。
モチーフに阪神淡路大震災が用いられている「メモリーズコーナー」。

観たあとで自分がどう思うか、どうなるか・・・まったく予想がつかないけれど。
フランス人女性監督が阪神淡路大震災をどう表現に用いているのか気になるし・・・。

確定申告を出し終わったら時間を作って、観に行こう。