誰に向け 何を売る気や ブックオフ・・・。

              

銀行や買い物に行ったついでに、ブックオフに立ち寄る。
仕入れもするけれど、私物漁りの方が頻度が高い。
書籍コーナーを、眺めていると・・・。
ブックオフの迷走っぷりが透けて見える。
何だかなぁ・・・。
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例えば、この書籍。

Facwbookのハンディな入門書。
この本、定価は税抜き1380円。
それが、880円くらいでプロパーの棚に刺さっている。
しかし、この本は、増補改訂版が出ている。

増補改訂版の定価は税抜き1490円かな?
この増補改訂版が、プロパーで880円くらい、ならまだわかるけど。
旧版も、増補改訂版も・・・。
密林マケプレの相場の方が、ブックオフのプロパー価格より、ずっと低い。

単純に、慣れていないバイト店員さんが値付けしたんかいなぁ・・と、最初は思っていた。
しかし、どうも違うような。
他の新版・増補改訂版の出ている書籍も、やっぱり旧版がプロパーの棚に刺さっている。
買い物帰りに覗くこの店だけか?と思ったけれど・・・。
他の店舗でも、似たような状況を目にした。

せどら~締め出し対策で、意図的に価格を高めに設定しているのは、周知の事実。
でも、新版や増補改訂版が出ているのに、旧版をプロパーで販売するのは・・・。
何だか、ドサクサ紛れ・・・というか、若干、罠っぽい気もする。
こんなことをずっと続けてたら・・・一般のお客様も、結果的に遠ざけることになると思うけど。
運が悪ければ、旧版を高く買うハメになるわけだから、損した気にもなるだろうし。
そんな目にあったら、その店から足が遠ざかってしまうだろう。

以前は、定価の半額+50円で、プロパーに出し・・・。
売れなければ、3ヶ月(だったっけ)で、単Cに。
書き込みなどがあれば、即単Cの棚に直行。
そういう販売方法だったけれど。

企業定義(ドメイン)を変更し、せどら~締め出し対策を始めてから・・・。
定価より若干安く(300円とか400円とか)プロパーに出し・・・。
売れなければ、プロパーの棚で500円くらいに値下げし・・・。
それでも売れなければ、単Cの棚に、という感じに、最近はしている。

赤字転落した状態を回復させるために、「安く仕入れて高く売る」を・・・。
徹底するようにしてるんだろうけれど。
買い物帰りに覗いて思うことは、ブックオフが一番混雑しているのは・・・。
学校帰りの中高生が来る時間帯。
彼らが立ち読みにくる、漫画コーナーが一番賑わっている。
そして・・・多分、彼らは、あまりお金を落としてはいかないだろう。
それに対して・・・書籍コーナーは、お客様の数が少ない。
来て欲しいお客様に来てもらえていない、そんな印象さえ抱くことがある。
以前より・・・店舗の在庫回転率も、利益率も下がっているだろうなぁ・・・。

ブックオフがググッと成長したのは、新古書店として、比較的新し目の本が・・・。
定価より安く手に入る、というスタイルが受けて、のこと。
総合リユース業への業態転換を図っている、にしても・・・。

メインの購買層を決めるのは、商いの基本中の基本。
でも、最近のブックオフ、誰に向け、何を売る気なのか、はっきり見えない。
ターゲッティングがはっきりくっきり、定まっておらず、迷走中・・・。
そんな印象が、強くなる一方。
5年後、どうなっているんやろうなぁ・・・。

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「7つの習慣」新訳版、旧訳版より読みやすい。好みもあると思うけど・・・。