ビブリアの 栞子さんなら どないする・・・?

      2013/12/24

先日、以前から探していた絶版の音楽書を、日本の古本屋で信じられないような安値で注文できたことを、これホンマ?絶版稀覯書 この値段という記事に書きました。

昨日、その本が手元に届き、早速中身を検品したところ・・・。

昭和30年の初版本でした!
さすがに、出版から50年以上経過しているので、カバーは破れ、天・底・小口は変色していましたが、本文と引用されている譜例にはイタミは見られず、普通に読めます。
(昭和30年初版の、音楽理論専門書で絶版稀覯書、復刊,comで復刊交渉中のまま早数年経過した本・・・「あれか!」とピン!とくる方もいらっしゃるかもしれませんね~)

軽く「ヤッタでぇ~!」と叫びつつ、見返しを見ると、表・裏ともに、蔵書印が押されています。
住所・氏名入り。
「この2つの蔵書印と、本の状態から思いっきり安くしてはったんかなぁ・・・?」と思いつつ、心に何かが引っかかる・・・。
この氏名、確かに見覚えが・・・。
まさか・・・?あの、先生の・・・?

自分の記憶に今ひとつ自信が無かったので、念のためネットで検索してみました。

すると、やはりわたくしめの睨んだとおり・・・。
ある高名な作曲家のお名前とぴたり一致!
(AmazonでCDも売られているのですよ)
蔵書印中の住所も、お住まいになっていた地域の昭和30年頃の表記と一致し、音楽の専門書(作曲をやる人にはとても必要なジャンルの書籍)であることを考えると、同姓同名の別人ではなく、作曲家先生ご本人の蔵書だったもの、と考えてまず間違いはないでしょう。
お亡くなりになって6年近く経っているのですが・・・ご家族の方が遺品整理で手放されたものが、わたくしめのところに流れ着いたのでしょうか・・・。

蔵書印を2箇所も押していたのも、音楽大学の作曲科で教鞭をとっていらしたので、教官室の書棚におき、必要な場合に学生が閲覧出来るようにしていたのかもしれませんね。
畏れ多くて、へっぽこヘタレ音楽家が蔵書にするにはあまりに勿体無さすぎます・・・。
神田の音楽書専門の古本屋、古賀書店さんなら当然その先生のこともご存知のはずですし、持ち込めば結構なお値段で買い取ってくれるかもしれませんが、なんだかそれも偲びない・・・。

帰宅した夫にこの話をしたところ、「その先生、自分の故郷の音大でも教えてはったんやろ?そしたら、その音大に連絡して、資料として収蔵してもらったほうがええんちゃう?」と申します。
わたくしめも、なんだかその先生が故郷に帰りたがっていらっしゃるのでは・・・?という気がしているので、そうしようかと思いつつも・・・。
その音大にツテがないので、どう話を持ち込めばいいのやら。 

そして、通称「男爵」と、とある作家の署名本をめぐって闘った、ビブリア古書堂の栞子さんだったらどうするだろう・・・とヘンな夢想・妄想を昨日からずっと頭の中で繰り広げています。
手元に蔵書として残すか、それとも然るべきところに所蔵してもらうか・・・。
未だに、わたくしめの判断はつきかねているのです。
う~~ん、どないしよ~~~。


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今日も寒いよう・・・。沖縄に避寒しに行きたいよう・・・。

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