人類史 血液型から 思い馳せ・・・。

      2016/12/18

ヒトの血液型は、赤血球型だと大雑把にA・B・AB・Oの4つに分かれていますね。

イヌはヒトと違うDEA式という分類、ネコはヒトと同じ方式のA・B・AB式、類人猿もA・B・AB式で分類されています。
類人猿ではチンパンジーはA型とO型(9:1の割合)、ゴリラはB型ばかりでチンパンジーに多いA型の個体が見つかっていない。
一方、オランウータンはA・B・AB・Oの型がすべて揃っているそうです。
恐らく、進化の間に、これら類人猿に見られなくなった血液型の個体は生存に適さず、淘汰されていった・・・ということでしょうね。

血液型と性格を結びつけた占いなどもありますが・・・。
元々の起源は1970年代に、放送作家だった能見正比古氏が出版した一連の「血液型人間学シリーズ」の著作です。
能見氏は、仕事で出会った人々が血液型毎に特有のカラーのようなものを持っているのを発見しそれをまとめ、出版して世に問うたのですね。
あくまで、能見氏の人間観察に基づく血液型毎のカラー、そこから共通して見られる性格傾向、行動パターンをまとめたもの、と言えるでしょう。
ところが、これを一部の占い師たちが、自分たちの商売に利用しました。
西洋占星術の12星座と結びつけたり、干支と結びつけたり・・・と。
4つの分類で性格を述べるのは随分と乱暴な話ですが、その弱点を補うために星座や干支に結びつけたんでしょうね。

占いの話はさておき。
ヒトの血液型は、人種・民族によって分布にばらつきがあります。
コーカソイド(白人)はA型とO型で8割近くを占めますが、スラブ系、中近東系ではB型率が高くなります。
特に、インドでは人口の4割以上がB型なのです。
ニグロイド(黒人)はアフリカ系はおよそ6割がO型、ところがアフリカ系アメリカ人になると8割近くがA型になります。
モンゴロイド(黄色人)はコーカソイド(白人)よりB型率が高くなり、中国ではO型とB型を合わせると7割近くなります。
日本はモンゴロイド(黄色人)の中ではやや特殊で、A型とO型を合わせて7割近くを占めています。
ネイティブアメリカンはO型が非常に多く、8割近くを占めています。部族によっては、100%O型、なんて部族もいるそうです。

このばらつきがなぜ生じたのか、というのは先に上げた類人猿の血液型の偏りに相通ずるものがあります。
血液型によって細菌やウイルスへの耐性が異なり、弱いものが淘汰された結果として、血液型の分布が人種・民族でばらついたのです。
アフリカ系アメリカ人でA型が多いのは恐らくコーカソイドとの混血によって、O型に対して優勢に働くA型が多くなったのでしょう。
日本の特殊な分布は、南方系・北方系のモンゴロイドが混血した結果によって生じたのかもしれませんね。
あるいは、日本列島の風土病が影響したのか・・・。

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ちなみに・・・伊達政宗はB型、上杉謙信はAB型、北条政子はO型、と判明しているのですぞ~~~。

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