ピアニスト 齢15で デビューする

      2016/12/18

わたくしめはヘタの横好きでピアノを弾くのですが・・・。

プロのクラシックのピアニストとしてやっていくのに、絶対必要条件・・・と言ってもいいことがあります。
ピアノはごくごく小さな子供の頃から(チビッコにとっては体力的には非常にキツイのですが)習い始め、15歳くらいまでに技術的に完成していることが求められるのですね。

ウラディミール・アシュケナージ、マルタ・アルゲリッチ、日本なら中村紘子さん。
いずれも、15歳前後で大人が出場していたピアノコンクールで大人を差し置いて優勝しています。
高校生くらいの年齢になって、先生から技術についてあれこれ直されているようでは国際コンクールなどに出場・入賞することは・・・非常にキビしいのです。

桐朋音大の創設者である井口基成氏は日本のピアノ界の天皇、と存命中は謳われていた方ですが、先生についてきちんとチェルニー30番からレッスンを始めたのはなんと15歳の時。
わたくしめの記憶が正しければ、東京音楽学校受験の際はモーツァルトのトルコ行進曲で受験しています。
井口氏の学生時代は・・・西洋音楽が日本に導入され、やっと定着し始めた頃でもありました。
実践者=先駆者になり得た時代でもあったため、15歳から正式に始めた井口氏が東京音楽学校からパリに留学し、帰国後日本の楽壇に君臨することもできた・・・とも言えるわけです。
本場ヨーロッパのクラシック音楽の常識からすれば、例外中の例外のようなケース。

しかし・・・。
世の中に例外のない法則はない、のですね。
本場ヨーロッパでもこんな例があります。

旧ソ連の巨人、リヒテルがモスクワ音楽院に入学し、ブーニンのおじいさんであるゲンリヒ・ネイガウスに師事したのは22歳の時でした。(とはいえ、入学当時既に非凡なピアニストとして名が知れ渡っていた)

オーストリアのハンス・グラーフ(同じ名前の指揮者がいますが別人ですよ)は18歳でピアノを始め、1年後にウイーン国立音大ピアノ科に入学し、ジュネーブ国際コンクールに入賞し、ピアニストとしてのキャリアを積み、母校のウイーン国立音大教授に就任したのですね~。日本人も何人か教えていらっしゃったそうです。
それにしても・・・ピアノ始めて1年でウィーン国立音大に入学するなんて、相当な努力をなさったのでしょうし・・・。
なにより、ものすごくピアノの才能に恵まれていたんでしょうね。

一度この方の演奏聞いてみたくてCD探してるのですが、見つからない・・・。
探し方が悪いのかしらん?

前述した井口基成氏がパリで師事したイーブ・ナットはフランスEMIから出ているコンプリートワークスボックスが日本国内でも手に入るのになぁ・・・。


ヨーロッパ行きたいなぁ・・・。

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