外来語 正しい意味見て 使うべし・・・。

      2016/12/18

日本語の返事や肯定表現に使われる、「はい」。
実は明治時代に入ってから、日本に定着した外来語なのでございます。
元々は広東語。
結構有名な話かも・・・。
明治以前は「御座候!」とか言って返事してたそうな。
維新後に、富国強兵政策の一環として、香港の軍隊を見学した日本の軍人が、イギリス人の上官に現地香港人が「ハイ!」と返事してるのを見、「あれ短くていいから採用しよう」となり・・・。今度は日本国内で兵隊さんたちが使ってるのを聞いた一般市民が「あれいいね」と真似し始め、あっという間に日本に定着した・・・んだとか。
詳しくは、ディープな香港テンコ盛りの、山口文憲氏の著作をどうぞ~。

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外来語はかくして日本語に定着していく・・・のですが、本来の意味を取り違えたり、勘違いしたりして元の言語とは何か違う意味を持って定着することも多々(というか、そのほうが多くないかしらん?)。

例えば・・・。
女子の秋冬ファッションアイテムとして、すっかり一般的になったニーハイブーツ。
日本では膝上の高さ、という意味で通っているけれど、ニーハイとは英語本来の意味では膝の高さのこと。
通常、日本でロングブーツ、と言われているアイテムのことを英語ではニーハイブーツと言うのですね、実は。
膝より筒丈が長い、膝小僧がすっぽり隠れるようなものはオーバー・ニー(膝上)ブーツ、なのですね~。
ちなみに・・・太ももが半分近くまで隠れるような長~い筒丈のブーツはサイハイブーツといいます。サイとは太もも。
海外で英語で「ニーハイブーツください」と言うと、日本で言うところのロングブーツが出てきて店員さんとお互いに「???」となる可能性大、なので・・・。買い物するときは、カタカナ語化したファッションアイテムの単語、現地でちゃんと通じるか確認したほうがいいですよ~。

ナイーブ、という単語がありますね。
シャンプーかなんかの商品名にもなってたけれど、内気とか繊細とかいう意味に捉えてる方、結構いらっしゃるのでは・・・?
ナイーブは、英語圏ではむしろ否定的な意味を持つ単語として使われています。
以前、オノ・ヨーコさんがインタビューにこんなふうに答えていました。
「60年代末から70年代前半にかけてのジョンと私は、あまりにもナイーブでした」
平和のためのベッドインとか、全裸写真のレコードジャケットとか、世間の理解を得難い行動を多くし、彼らの名声・富を狙って利用するために近づいてきたヒトたちの本性を見抜けず、いいように利用され、裏切られ続けた当時を精神的に成熟した大人として振り返り、「あの頃のジョンと私は未熟で、世間知らずでした」と言う意味で、ナイーブという単語を使ったのです。

そう!英語圏ではナイーブは未熟、世間知らずの馬鹿、という否定的な意味で使われるのが圧倒的。
「君って繊細だね♪」と言うつもりで「ゆ~ あ~ ない~ぶ♪」なんて言うたら・・・。
「お前世間知らずのアホやんけ」という意味で、相手に受け止められる可能性大、ですぞ・・・。
外来語には気を付けませう~。

調べるクセ、付けませう・・・。

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