不機嫌は 怠慢なんや 忘れるな

              

ピアノのお師匠様が倒れて、緊急入院、緊急手術になり・・・。
改めて、健康管理の大切さを思い知る。
人間、いつ何時、どんなことになるかわからない。
1日1日、精一杯、力いっぱい生きていくしかない。
後悔しないようにするためには、それしかないよね。

とはいえ、容体がどうなっているかとか、
詳細が入ってこないので、心配で不安な気持ち池ばかり、
どんどん広がっていく。

オシゴトに没頭していても、鎌首を持ち上げてくる、心配と不安。

ピアノを弾こう。

そんな気持ちさえ、なかなか湧いてこない。

一番辛いのは、病気と闘っている、本人と、
それを見守っているご家族、なのに。

私があれこれ気に病んだとしても、それで状態が好転するわけもない。

私は私で、やるべきことをやるしかない。

自分のやるべきことを粛々とこなし、1日1日、大切に生きていく。

そう思いながら、なんだか気分が晴れない梅雨空。

北欧は、福祉が充実しているけれど、うつ病に悩まされている人が多いとか。

日照時間の影響で、うつ病が多くなるそうな。

梅雨空の、ジメジメとした曇り空。

見上げても、気分は晴れない。

北欧でうつ病が多いのも納得。

逆に、1年中天気のいい地域では、うつ病に悩まされる人、
少ないんやろうなぁ。

自分の機嫌は、自分で取るしかない。

以前、鶴丸航空の関連会社に勤めていた頃、結婚して飛行機を降りた、
元客室乗務員の女性と一緒に仕事したことがある。

昔は、客室乗務員、結婚したら退職する決まりになっていた。
独身で通したとしても、35歳が定年だった頃。
それが、退職か、鶴丸航空の地上職に配置転換するかを選択できるようになり、
35歳定年も撤廃された。

最終的には、客室乗務員は専門職なんだから、配置転換もおかしい、ということで、
結婚後も客室乗務員を続けられるようになったけれど、
そのヒトは、退職か配置転換か、の頃に結婚したヒト。

地上職で、鶴丸航空に残ることを選び、関連会社に出向していた。

私は管理部門だったので、そこまで厳しくは言われなかったけれど、
営業部門にいた同期は、結構厳しく言われてたとか。

その元客室乗務員の女性から言われたのは、
「不機嫌は怠慢です」ということ。

職場という公共の場で、不機嫌でいるのは、自分に対して甘い。
自分で自分の機嫌を取れないのは、怠慢なのだ、と。
こんこんと聞かされて、ものすごく耳が痛かった、
20代のあの日。

自宅で仕事してるけれど、公共の場で仕事してるように、
緊張感を持って、自分に厳しくしていよう。
そうしないと、どんどん落ち込んでしまうから。

とはいえ・・・。
たまには、自分で自分を甘やかすけど。
飴と鞭、使い分けて、1日1日過ごすべし。
うん。