今日、日本テレビ系列で「おおかみこどもの雨と雪」を放映していた。
細田監督の作品では、「サマーウォーズ」の方が好きやし、
他にやりたいこもあったので、オンエアは見なかったけれど、
そう言えば、以前、ニホンオオカミの本を、
お客様にお求め頂いことがあったなぁ・・・と、思い出した。
続きを読む前に愛ある応援ポチッとな♪
ブックオフで単Cで仕入れたもので、
その本がこちら ↓
興味があったので、検品がてら、じっくり読んでみた。
著者は、動物学者ではなく、林業関係者。
昭和30年代に、埼玉県の秩父の山奥で、
ニホンオオカミらしき動物を見たのをきっかけに、
各地に残る、ニホンオオカミの伝説を収集し、
この本にまとめたけれど、残念なことに、出版直前に亡くなられた。
元々、奥多摩や秩父には、オオカミ信仰がある。
オオカミは、田んぼや畑を荒らす動物を食べる、
農家にとってはありがたい存在だった。
それで、農家の守り神、になるとともに、
「ケモノを祓う」、憑き物落としの神様として、
おいぬ様と呼ばれ(犬公方とは関係ないと思う)
信仰されるようになった。
大口真神、と呼ばれている。
オオカミ信仰の神社として有名なところは、
青梅の武蔵御嶽神社と秩父の三峯神社。
どちらも、山の中にある神社。
境内には、宿泊施設もある。
昔は、参拝のため歩いて登っていたハズやから、
日帰り参拝は恐らくムリやったろうし、
参拝客のために、宿泊施設が必要やったんやろう。
三峯神社の宿泊施設は天然温泉の浴場があり、
併設の博物館には、ニホンオオカミの毛皮も保存されている。
明治時代に、ニホンオオカミは絶滅した、と言われていて、
剥製標本も世界に4体(日本国内に3体)しかない。
しかし・・・。
紀伊半島や秩父では、ニホンオオカミらしき動物の目撃情報があるので、
もしかしたら、生存しているのではないか、とも言われている。
上に紹介した書籍の著者が昭和30年代にそれらしき動物に遭遇したのが、秩父。
奇しくも、オオカミ信仰の神社のお膝元だった。
うっそうとした山奥には、オオカミが人知れず、
生き延びているのではないか、と思わせられる。
秩父には何度も行ったことがあるけれど、三峯神社のあたり、
ニホンオオカミが潜んでいるのではないか・・・。
行くたび、そう思わされる。
その境内にある立て看板には、「クマに注意」と書いてあるけれど。
ちなみに・・・。
三峯神社は、商売繁盛祈願でも有名な神社で、
エプソンの会長が業績アップを祈願して、見事成就したことも。
それを感謝して、立派な山門がエプソンから三峯神社に寄進されている。
商売繁盛を願うヒト!
この夏、秩父に行ってみては?
もしかしたら、ニホンオオカミらしき動物に、
遭遇できるかもしれないぞ~~~。
梅雨明けしたら、秩父に行こうっと・・・。