人類が ガンに囚われた そのワケは・・・。

              

今日午後9時から、NHKスペシャル(ダイオウイカやった枠ですね)で、「病の起源」という特集の第一回を放映していたので、気になって見てみました。

第一回のテーマはガン。

ヒトとチンパンジー、DNAのレベルではわずか3%しか違いがないのですが・・・。
ヒトはガンに脅かされる一方で、チンパンジーのがんによる死亡率、2%以下だとか。

進化の過程で生じた、この違いはなんなのか・・・?!と、現在の研究でわかったことを特集していました。

同一の祖先からヒトとチンパンジーが枝分かれした時点で生じた、生物としての繁殖戦略の違い。
その繁殖戦略の違いからヒトが獲得した能力を、ガン細胞も利用するようになってしまったこと。

二本足で歩行するようになり、両手が自由になったことで脳の容積が増大したのですが、この脳の大容量化に必要な神経線維同士のネットワーク接続を助けた物質を、ガン細胞も利用するようになってしまったこと。

ヒトの祖先が人口の増大によって誕生の地であるアフリカからヨーロッパ大陸やアメリカ大陸に移動し、相対的に紫外線を浴びる量が減ってしまったこと。
過度の紫外線を浴びることは皮膚ガンの危険性を増大させますが、適度に日光を浴びることによってビタミンDが人体内で生成され、それがガンの増殖を抑制する働きをするのだとか。

産業革命によって、ヒトの生活は格段に便利になった一方で、ガンを発生させる有害物質も作り出してしまい、それに影響されてガンを活発化させていること。

エジソンが電球を発明した恩恵の一方で、夜間活動を可能にしたことは、眠っている間に分泌されるメラトニンの量を低下させ、それによってガン細胞の活動をより活発にしていること。
夜間勤務者(医療従事者・警察官・消防士等)は、昼間勤務者に比べ、ガンに罹患する確率が倍近く高くなる、そうです。

等々、ヒトが生物としての進化の過程・文明を高度化させる過程でガンをどんどん取り込んでいった理由が紹介され、実に興味深い話だな、と思いつつ見ていました。

朝、日が昇ったら起床し、夕方日が沈んだら眠りにつく・・・というのは、生物として理に適った行動なんですね。
さすがにこのドクター並みの早寝早起きはムズかしいですけどね~、早寝早起きは続けようっと素直に思った番組でした・・・。

Dr.ナグモ式 永遠の美バイブル (一般書)/南雲吉則
¥998
Amazon.co.jp

メラトニンの減少はうつ病にも良くないですしね~。
お肌にも良くないし~。

というわけで、せどら~諸君!
あんまり遅寝遅起き夜更し生活ばっかりしてると、そのうちマジでガン発症しちゃうかもよ~!?

科学ドキュメンタリーってやっぱ好きやわ~♪