密林に カタログさえない 楽譜アリ・・・。

              

今日はピアノのレッスンだったので、お師匠様のもとへ。
「明日、また雪だって~?」と、ひとしきり、雪の話題で盛り下がる。
テンション、ダダ下がり・・・。
やっとこさ、溶けてきたってのにさぁ~。
またかよ!というのが、師匠と弟子の共通認識。
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ピアノのレッスンに通い始めて・・・。
最初は、全音版や音友版でレッスンをすすめる。
ハノンとかチェルニーとかなら、まずこの国内版を使う。

でも、ある程度レッスンが進んできて・・・。
音高・音大目指すぞ、とか、趣味でも本格的にやりたい、となると・・・。
指の訓練以外の楽曲は、原典版を使うようになる。

原典版も定番みたいに使われているのがある。
バッハの平均律なら、ヘンレ版。
生徒側の保護者が熱心なら、平均律の前にやるインベンションとシンフォニアから、ヘンレ版使うことも。
モーツァルトのソナタなら、ウィーン原典版かヘンレ版。
ベートーヴェンのソナタなら、ヘンレ版。
ショパンの楽曲なら、パデレフスキ版かエキエル版、といった感じで。
これらに加えて、学習版もよく使われる。
音大の教授陣や、有名なピアニストの校訂した版などがよく使われている。
結構、楽譜代がバカにならない・・・。

さて、私が持っているベートーヴェンのソナタ集は、定番のヘンレ版。
音大のピアノ科でもレッスンに用いられているけれど・・・。
さらにこの校訂版を使いなさい!と言われている版がある。
それは・・・19世紀末から20世紀半ばにかけて活躍したピアニスト。
アルトゥール・シュナーベルによる、校訂版。
この人のベートーヴェンの解釈には定評があり・・・。
フレージングやペダリングの参考にしなさい!と・・・。
我がお師匠様はそのまたお師匠様に以前から言われていたのだけれど・・・。
何となく、避けてきたのだった。
でも、消費税が上がる前にしょうがない、買っておこう・・・と思い、購入。
何と!全32曲が上・中・下巻に分かれていて・・・。
1冊が1万円弱!ヘンレ版は上・下巻、1冊あたりも6千円くらい。
シュナーベル版、まともに揃えると・・・ヘンレ版の倍以上かかる・・・。

今日のレッスンで、そのシュナーベル版を見せていただいた。
ベートーヴェンでこんなテンポの揺らし方するの、まずくないか~?と思う一方・・・。
え~、このフレージング、思いつかなかったよ~!とか。
何、このペダリング~?!こんな踏み方もアリ?!とか。
お師匠様とアホな弟子である私は、二人で盛り上がったのだった。
明日の雪なんかに、負けないぞ、ふん!とばかりに。

こういう、あまりにもニッチな購買層しか想定できないモノって・・・。
当然、密林様でも高い(というか、元が高いし)けれど。
このシュナーベル版、日本の密林様にはカタログさえなかった。
まあ・・・そうやろうなぁ・・・。
万一、ブックオフなんぞの棚に刺さっていたら・・・。
カタログ作成からやらなアカンで。
しかも・・・ロングテール確実やからね~。
仕入れるような機会に当たったら、そのヘン覚悟して仕入れようね~。

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シュナーベル、CDは密林様にカタログあるんやけどね・・・。