毎週、土曜の夜11時に、日本テレビ系でやっている番組、
「マツコとマツコロイド」。
大阪大学の石黒教授が開発した、マツコロイド(アンドロイド)と、
マツコ・デラックスさんによる、世界初(?)の、アンドロイド出演バラエティ。
石黒教授は、人間国宝やった、故・桂米朝師匠のアンドロイドを制作した教授。
当時、存命中やった米朝師匠がご覧になって、「よう似てて気色悪い」と、
おっしゃったほど、精巧な出来具合。
ただ、噺は、プリセットしたものを2つだか3つだかできるだけの状態。
ちなみに、当時の制作費、約8千万円なり。
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何年か前までそんな状況やったのに・・・。
技術の進歩ってホンマにスゴい。
マツコロイドも、最初は何だかぎこちない感じやった。
でも、どんどん改良され、妙に人間臭さを発揮し始めた、というか・・・。
今夜のオンエアは、とうとう、浅草の演芸場で、漫才まで披露!
しかも、これまでずっと椅子に座った状態で出演してたのに、
演芸場では立って漫才しているし~~~。
マジ、びっくり。
世界初の試みである、アンドロイドとの漫才に挑戦したのは、
実力たっぷりの漫才コンビ、ナイツ。
ボケ担当の塙さんがAIでマツコロイドのボケのセリフを打ち込み、
それにツッコミ担当の土屋さんが突っ込む。
塙さんは隠れたところにいて、舞台上には、マツコロイドと土屋さんのみ。
舞台の幕があいたとき、知らされていなかったお客さんたちは、
そこにマツコ・デラックスさんと土屋さんが立っている、と思ったみたい。
マツコロイドが「どうも、マツコロイドです」と挨拶して、
「ああ・・・」と、ちょっとびっくりしたような、そんな反応。
世界初の試み、アンドロイドとの漫才。
一体、どうなる・・・?!
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ハラハラしながらオンエアを見ていたけれど、
さすがはナイツ。
マツコロイドの特性を活かして、きっちり会場から笑いをとっていた。
終わったあと、「もう二度とやらないよ」なんて言っていたけれど、
ホンマに大変やったろうなぁ・・・。
ネタ合わせもオンエアしていたけれど、かなり苦戦していたし。
それでも、本番までにきっちり仕上げてくるのは、ホンマにスゴい。
マツコロイド、細かな動き(瞬きとか)もできるけれど、
歌を歌ったり、モノマネをしたり、という芸は流石にこなせない。
それでも、スゴい。
この技術の進歩。
マツコさんがオンエアで最後に言っていたけれど・・・。
アンドロイドの能力がどんどん上がって行ったら、
ニンゲンの価値が下がって行っちゃうんじゃないか、という不安。
確かに、そういう不安も湧き上がってくる。
そんな未来、もうすぐそこまで来ているのかもしれない。
まあ、その前に・・・。
石黒教授は、米朝師匠のアンドロイドの、プリセット噺をゼヒとも増やしておくんなまし。
アンドロイドでもいい、米朝師匠の落語、もう一度観たい・・・。