それはまだわたくしめがチビッコやった頃・・・。
となりの家をどうやら国営放送が借り上げ社宅にしていたらしく・・・。
NHKのディレクターの方が住んでらっしゃいました。
奥様は某音大ピアノ科出身。
ご自身の子供が男2名やったので、女の子(一応)を可愛がりたく思い・・・。
となりに住んでたわたくしめが幼稚園から帰ると手招きして、音楽を教えてくれたのでございます。
音楽の手ほどきはこの方から、やったの。
このお宅が転勤で引っ越したあと、次に入居したのはNHKの機械技師の方でございました。
この機械技師の方、メッチャ映画好きやったのでございます。
我が家のおとんとおかんも映画好きで、おとんにはよく映画館に連れて行ってもらたんやけど・・・。
この機械技師のおじさんには、よくビデオで映画を観せてもらっていたのでございますよ。
お休みの日には必ずビデオで映画を観ていたので、よく横にちょこんと座って一緒に観ていたのです。
しかも・・・。
ホラー映画。
イギリスのハマープロ制作のやつとか。
その機械技師のおじさんと一緒に観たホラー映画で、ものすごく印象に残っている2本の映画があるのでございます。
1本は、とあるマッドサイエンティストの大学教授が、人間と植物を合体させれば光合成できるようになり、食糧危機を回避できる・・・と考え、なんと!教え子を己の狂気満載の実験台にしてしまうのです。
しかし、そんな恐ろしい研究がうまくいくはずがなく・・・。
その映画がこちら↓
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よくトラウマにならなかったよな~、というか・・・。
かなり悪趣味な映画でございます・・・。
この映画を観る前に、クリストファー・リーとピーター・カッシングのドラキュラ映画散々観てたので、ホラー映画に免疫できちゃってたからかしらん・・・。もう1本が、タイトルを思い出せないのでございます。
登場人物の女性たちがロングドレス姿なので、恐らく舞台になっているのは19世紀末~20世紀初頭ではないか、と。
上流社会に生きる、とある医師の娘が亡くなる。
最愛の娘が死んだことをどうしても受け入れられない父親である医師は、何とかして娘を生き返らせることに成功する。
しかし、一度死んだ身体は自分で血液・体液などを作ることができず、1週間から10日に一度、生きている他の人間からそれらを奪わなければ娘の身体を維持することができない。
医師は同年代の娘の友人を拉致し、血液・体液を抜き取る殺害を繰り返す・・・。
しかし、次々と知人女性が行方不明になることを不審に思った男性に、その悪行を突き止められ、最後は屋敷に火を放つ・・・。という、恐ろしい話なのでございます・・・。
この映画、恐らく、由貴香織里の漫画に出てくる屍人形(デッドリー・ドール)のエピソードに影響を与えているのではないか、と思いますが・・・。
1度死んだ人間を生き返らせ、他人の血液・体液を定期的に奪わないとその身体を維持できないという設定はとっても似てます。- 伯爵カイン コミック 1-6巻セット (白泉社文庫)/由貴 香織里
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ググり方が悪いのか、タイトルがわからないままなのよね~。
たぶん、メディア化もされてないんやろうけど。
タイトルわからないままやと気になってしゃあないんで・・・。
どなたか、タイトルお分かりの方いらしたらご一報くださ~い。
こうして・・・国営放送関係者によって、音楽と映画にどっぷりハマった人生が幕を開けたのでした・・・。
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