日別アーカイブ: 2015年11月1日

外資系 憧れだけやと 泣きを見る

              

今、「下町ロケット」で、若手の技術社員が、他社から引き抜きを受けた、という場面が。
でも、給料がいい、とか。
実力次第で、どんどん仕事をさせてもらえ、昇進もできる、とか。
そんな甘い幻想を外資系に抱いて、転職しよう、と考えているヒトがいたら、
ちょっと待て!
もう一度、よく考えたほうがいいぞ~。

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私は、ヤ◆ハに勤める前、某米国系外資系企業に勤めていたことがある。
ちなみに、今現在、期間限定社畜でお手伝いしているところも、米国系の外資系企業。
2社しか見ていないけれど、外資系企業の良さ・悪さは結構見てきた、と思う。
自分の経験してきたことを、書く。

1、実力至上主義・・・ではない。

1社目の外資系企業のIT部門に、実力でのし上がってきたエンジニアがいた。
技術者としての技量は物凄く、IT部門長が他社に引き抜かれた時には、
彼があとを継ぐ、と思われていた。

ところが。
日本の人事が考え、米国の親会社が承認したのは、別の人物だった。
技術者としての力量は、部門長になるだろう、と思われていたヒトより、劣る。

では、人物的に優れていたか、というと、それもない。
彼らの明暗を分けたものはなんだったか、と言うと・・・。

学歴、だった。

のしあがってきた実力者は、実は高卒。
一方、部門長に収まったヒトは、大卒。
高卒のヒトは、IT技術者としての技量だけでなく、
米国本社と喧嘩して勝つことができる英語力も持っていた。
でも、高卒、という学歴が彼の昇進を阻んだ。

結局、正当に評価してもらえないことに腹を立て、他社に移っていった。

実力至上主義、と思われている外資系。
そういう会社もあるだろう。
でも、そうでない会社もかなりある。

2、人事が情け容赦ない

知人にも外資系に勤めていたヒトがいる。
そのヒト(女性)は、入社して営業部門に配属され、古株の男性社員よりも、
売上を上げるほどの実力者に成長した。
ところが、ある日、病気が発覚。
それも、治療期間も長引き、治療費もかかる病気が。
その事実は勤務先の外資系にも伝えた。
すると・・・。
勤務先は、情け容赦なく、そのヒトを解雇した。
病気治療で、通常の勤務に耐えない、という理由でもつけたのだろう。
まあ、就業規則にもそう書いてあったのやろうけれど。

1ヶ月分の解雇予告手当を支払えば、会社は労働者を解雇できる。
まあ、正当な解雇理由があれば、の話やけれど。

国内企業、大手企業などなら、就業規則の解雇事由に、
「勤務に耐えられない精神的・肉体的状態」とあっても、そうあっさり解雇はしない。
(企業の経営がうまく行っておらず、赤字が累積していて余裕がない場合は除く)

傷病休暇・有給休暇をフルに使わせて、治療に当たらせ、
それでも良くならなかった場合などに、復帰がムズカシイ、という判断で、
解雇・・・もしくは、当人に納得させ、辞表を提出させる。

でも、外資系にはこういう情けが全くない。
使い物にならない、と判断されれば、1ヶ月分の給与の解雇予告手当を渡し、
「明日から来なくていいよ」ということを、あっさりやってのける。
そうじゃない会社もあるやろうけれど、不幸なことに、
私はそういう情け容赦ない話しか聞いたことがない。

1社目の外資系企業で、心療内科に通っている営業のヒトがいた。
偶然、病院前で通院を見かけてしまい、そのヒトから口止めされた。
「もし会社にバレたら、クビを切られる」と。
外資系は、そのくらい情け容赦がない、と思っていないと、やっていけない。

外資系に勤めるのなら・・・。

他社から引き抜かれるくらいの、実力を養っておくか。
あるいは・・・。
何らかのビジネスで、こっそり起業してしまうか。

いつ何時、クビを切られても困らないよう・・・リスクヘッジしないとアカンで。

外資系、憧れだけやと泣きを見るで。
ホンマに。

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外資系に勤務するなら、最低限、英語で喧嘩できる語学力、つけておこうね~~~。