今は昔、大福Macと呼ばれたるマシンあり。
iMac G4とぞ言いける。
大福Macと呼ばれたiMac G4、ジョブズは「ひまわり」と呼んでたそうな。
林檎電脳ファンには、最後のマックらしいマック、なんて言われてた。
何で、そんなことを書き出しているか、と言うと・・・。
今でも、Mac専門の中古店などで、状態のいいものは2~3万くらいで売られてたりする。
本体とモニター一体型、本体は丸い半球形。
白い半球形の本体が、大福と呼ばれる所以。
雪見大福、なんて呼ぶヒトもいたりする。
見た目が何だかかわいらしいので、テレビドラマの小道具にも使われたことも。
モニター部分は、アームが稼動するタイプで、使いやすいように調整できる。
モニター用のアームでエルゴスロン(だっけ?)みたいに、
自分の好みの角度・高さに調整できる。
ただ、OSは10.4までしか入らない。
技を駆使すれば、10.5も入るけれど、重くなるらしい。
このデザイン、あまりウけなかったのか・・・?
販売期間は2年ほど、と短かった。
しかし、世の中には、この大福をこよなく愛するヒトビトがまだいて・・・。
本体部分をランプシェードに改造したり。
OSをLinuxにして使い続けたり。
窓用マシンに改造したり。
自宅でサーバー代わりに使ったり。
アメリカには、さらなるツワモノがいて、core i5だかなんかに改造したヒトもいたり。
何だか、ディープな世界が広がっているのだった。
なんちゃってエルゴスロンな稼動アーム、便利なんやから、
あのデザイン、いまのiMacにも使ったらいいのになぁ・・・。
さて、なんでこんなことを書いているか、と言うと・・・。
超格安で、その大福Macを入手したから、なのであった。
いまさらどないすんねん!というツッコミがあちこちから飛んできそう。
ビデオ入力端子がないから、Mac miniのモニターにするにしても、
改造するか、ターゲットモードにしてできるかどうか、って感じ。
とりあえず、ターゲットモードにして、Mac miniと接続したらどないやろ?
そう思い、おとんと弟の住んでいる家に。
弟は、デバイスやガジェット好きやけれど、あきるのも早いので、
最先端機器の墓場、みたいなモノが部屋の中にあるのだ。
はたせるかな、弟の最先端機器の墓場の中に、Mac miniがホコリをかぶって転がっていた。
「使ってないなら、それよこせ」
「いやや」
「なんでや!」よこさんかい!」
「いやなモンはいやや!」
頑強な抵抗に合い、Mac mini強奪作戦は失敗に終わってしまった。
しゃあない。
どっかでMac mini入手して、ターゲットモード接続試してみるか。
使わないであまってるモニターあるから、アカンかったら、そのモニターにつなげばいいし。
こうして・・・。
両刀遣い、順調に林檎沼にずぶずぶはまり中なのであった。
ち~~~~ん・・・。