ちょっと前に娘猫を連れて帰宅した。
獣医さんには動物病院で一晩様子を見ることを勧められたけれど、夜間スタッフがおらず無人になる・・・とのことなので、それなら・・・。
もし、容態がますます悪化して旅立つことになったとしても、夜間人気のない病院で、より、自宅で母猫のそばの方が安心するのではないか、と思ったから。
獣医さんからは、容態悪化に備え、夜間救急動物診療センターの紹介状を手渡された。
レントゲンを撮影したら、普通黒く写るはずの左肺の部分が、白く写し出されていた。
かろうじて右肺が黒く写っている。獣医さんによれば、右肺のみで呼吸している状態ではないか、とのこと。
ただし、この画像から判断するに、肺炎・肺水腫ではないだろう、とのこと。
白く写っているモノが何なのかレントゲンだけでは判断できないので、エコー撮影もする。
エコーでは胸水とも言えない、液体というには弾力のあるものが確認された。
正体を確定するためには穿刺し、調べられる量を抜いて検査する以外にない。
肺を圧迫している胸水のような謎の物体を抜くことができれば、呼吸も楽になるかもしれないし。
ところが、少し抜いたら・・・呼吸と鼓動がイッキに悪化し、今これ以上抜くのは危険だ、と判断された。
抜いたモノを調べたところ、体液で薄められた血液で、今のところ悪性腫瘍や細菌感染の可能性は確認されていない。
それで動物病院で一晩預かるのを勧められたのだけれど・・・。
帰宅したら、キャリーから飛び出し、自分のお気に入りのところに行き、寝転がっている娘猫。
トイレにも自力で入っていく娘猫。
獣医さんによれば、レントゲン・エコーの画像からだと自力で立って歩くのが驚異的な状態らしい。
このまま、好きにさせておいてあげよう、と決めた。