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ヴィスコンティ タロット買うか 迷い中・・・。

              

先週の金曜日。
知人との用事を済ませた後、池袋に寄った。
明治通りを挟んで、ジュンク堂と三省堂がにらみ合っているので、
探している本や雑誌を見つけやすい。
しのぎを削っている両者には大変やろうけれど、
利用者にとってはありがたいぞ、この配置。

三省堂をうろついていたら、地下売り場で、
世界のトランプとタロットカードの展示即売会をやっていた。
公式サイトはこちら

私はトランプとタロットカードどっちも好きなので、
どれどれ・・・と、覗いていくことにする。

猫のトランプとか、きのこのトランプとか、面白いデザインがたくさん。
中でも、目を惹かれたのは、日本のトランプ。

へ?

日本のトランプ?

そう、ツッコミを受けるかも。

でも、展示されていたのは、日本のおもちゃ屋さんなどで売られているものではなく、
外国人観光客に売られているもの。
安藤広重の東海道五十三次のトランプとか。
おもちゃ屋さんで手に入るものと違い、デザインが面白くて印刷がキレイ。
こんなのが作られてるんやなぁ・・・。
しかも、お値段もリーズナブル。
だいたい、1箱1200円程度。

さて、タロットカードを見て回るか。

タロットカードの有名どころ、といえば・・・。

ライダーウェイト版と呼ばれるものと、マルセイユ版と呼ばれるもの。

マルセイユ版もいろんなのが展示されている。
もっとも、私は絵柄が好みではないので、マルセイユ版は持っていない。

愛用しているのは、ライダーウェイト版。

ライダーウェイト版、解説本とセットになったものが置いてある。

それ以外に、007の映画で小道具に使われてから、
ボンドカード、と呼ばれるようになったデザインのもの。
これも有名よね。

ここで、ふと気づく。

トランプは、海外のものでも、高くてもせいぜい2〜3千円くらい。

ところが、タロットカードは、5〜6千円してる。
私が、以前から欲しいな、と思っていたヴィスコンティ版、
5800円、という値札がついてるし。

タロットカードの方が、値段が高め。

今まで、あまり意識したことなかったけれど、タロットってこんなに高かったっけ?

展示されてるのはカード類だけでなく、入門書や専門書も。

その中に、鏡リュウジさん監修の、分かりやすい入門書がなかった。

先日、鏡さんがこの本について「増刷かかった」とツイートしてたから、
この展示即売には間に合わなかったのかしらん?

ヴィスコンティ版を買おうかと迷ったけれど、財布の手持ちが少なかったので、
潔く諦めて帰宅する。

明日、用事でまた都内に出る予定があるから、帰りにまた寄ってみて・・・。
今月末までやってるから、まだ在庫あったら、買おうかな。

頼むから ヒット打ってや タイガース!!!〜打たな点入らんがな〜

              

土曜日なので、ピアノのお師匠様に怒られに行く。
お師匠さまと私は、トラキチと云う種族なのだけれど、
最近はレッスンの時に、我が阪神タイガースの話をすると、
「打てんからホンマに情けないわ〜」という話になってしまう。
ひとしきり、そんな話をした後に、マジメ?にレッスンを始めるのである。

今年の阪神タイガースの株主総会では、こんな意見が聞かれたそうな。

「若手の選手、どんどん使って育ててるのはええことですわ」

「投手も頑張ってますわ」

「でも、打てなさすぎですわ」

「バッティングコーチに問題あるんとちゃいますか!!!」

トラキチという種族は、おそらく、全員が全員・・・。

自分自身のことを、球団オーナーで、球団社長で、
しかもチームの監督や、と幸せな勘違い(?)をしている種族である。

自分のチームに対する愛情は、マリアナ海溝よりもきっと深い。

だからこそ、聖地甲子園では、敵チームに対し、大変手厳しい、
時に言いすぎとちゃう?と思えるようなヤジを飛ばして、敵の士気を下げようとするし、
そればかりではなく、自分のチームの選手がヘマをすると、
敵のチームの選手以上に手厳しいヤジを飛ばすのも、
オーナーで球団社長で監督(だと思っている)なので、非常に厳しく檄を飛ばすのであ〜る。
敵チームに対するそれと違って、愛情もこもってるけどさ。

泣きながら広島を出る記者会見を開いた新井選手は、トラに在籍している間、
この愛情こもってるけど手厳しいヤジにさらされ、
もともと神経質な性格なのもあったのか、すっかり打てないヒトになってしまった。

助っ人外国人のゴメス選手が当初の想定より使えるとわかり、
先発1塁手としての出場機会をなくしていった新井選手は、
広島に戻る選択をして・・・今では、とってものびのびと、ヒットとホームランを連発している。
それだけ、甲子園のヤジが、彼には辛かった、ということやろうねぇ。

プロのアスリートにとって、メンタルのコントロールは、一般人のそれ以上に、
パフォーマンスに影響を与える、という見本みたいな事例よね。

負け試合が続くと、チーム全体の士気も下がっていく。
士気が下がれば、チームの雰囲気がどんどん悪くなる。
そんなことになれば、さらに負けが続いてしまう。
その望ましくない事態は、何としても回避せねば。

プロにとっては、勝つことが最良のメンタル向上につながるはず。

バッテリーが、最少失点で試合を作っていても、野手がヒットを打てなければ、
点が取れないから勝てるはずがない。

最近のトラの一番の問題は、ヒットを打てないこと。
そこをなんとかせねば。
頼むから、ヒット打ってや、タイガース!!!

株主総会で厳しい意見が出たように、バッティングコーチ!!!

頼むから、野手がヒットを打てるように、なんとか改善してや!!!

甲子園に試合観に来たちびっ子が、きゃ〜きゃ〜喜ぶような、
そんな大花火大会な試合、見せたってや!!!

頼むで、ホンマに!!!

待ち合わせ 地下鉄駅は 苦手やねん

              

知人に会いに、都会に出かける。
滅多に行かない地域。
都内でも、港区のあたりってほとんど行かない。
誰かと会う予定があるとか、どうしても観たい映画が、
その地域の映画館でしかやっていないとか。
そんな事情でもない限り、滅多に出かけて行かない。
しかも、シネマート六本木が閉館してしまったので、
六本木なんてホントに縁がない場所になった。

とはいえ、本日の待ち合わせは、六本木ではなく、青山。
原宿界隈はまだしも、表参道を登った、このあたりまでは、
ホンマに滅多にこない。

駅の改札を出たところで待ち合わせ、と言っていて、
待ち合わせ時間を過ぎても、相手の姿が見当たらない。

おかしいな、待ち合わせに遅れるようなヒトとちゃうし。
ジョルダンを見てみる。
電車の遅延情報も出ていない。

待ち合わせ相手からもらった、場所と時間の指定メールを見直す。
日時、間違っていない。
待ち合わせの改札も、間違っていない。

以前、友人の発表会(ど素人オペラ集団)を観に行く約束をしていて、
指定場所に出かけた。

ところが、その場所にいたのは、どう見てもオペラとは関係なさげな、
ロックンロールなお兄さんばかり。

おかしいな、と思い、友人の招待状を見直す。

・・・。

1日、間違えていた。
招待状には、翌日の日付が記入されていた。

ロックンロールなお兄さんたちがわさわさと忙しそうに出入りする中を、
邪魔にならないように、そっとその場を離れ、外に出たのであった。

私にはこんな前科があったりするので、またやらかしたんやないか、
と思ったけれど、日時、場所は間違いない。
合っている。

一体、どうしたんやろ?

待ち合わせから5分。

電話してみようか・・・と思い、スマホを握り直した時。

知人から電話が入る。

「今、どこにいてる?」

「駅の改札のとこやで、指定された」

「もしかして、今日◆◆線できた?」

「うん、そう、それできた」

すると、知人がこう言った。

「ごめん、●●線でくるかと思ってて、そっちの改札で待ってた」
「今からそっち行くわ」

知人は、私が来る路線を勘違いしていて、そっち側の改札で待っていたのだった。

東京メトロは、ややこしい。

日比谷駅なんて、有楽町駅と合体しているし。
永田町駅なんて、登ったり降りたり、全くもってわけがわからない構造。

新しく作った路線の駅を既存の駅にくっつけるから、
乗り換えのために他の路線の駅のホームを歩いて抜けたりする構造とか、
なんだかカオス・・・というか、めちゃくちゃな構造になっている。

大学進学で東京に出てきて、もう何年も経つのに、未だに習熟できない、
東京都内の地下鉄。

ただでさえ方向音痴なので、迷いやすい地下鉄は、極力使いたくないのであ〜る。

今度待ち合わせするときは、JRの駅にしてもらおう。

うん、そうしよう。

今昔が 混然一体 秋葉原

              

ひっき〜解消のため、本日は久々に仕入れツアー参加。
都内3カ所歩き回り、解散後、林檎カスタマイズ用の部品調達で秋葉原へ。

部品を売っているお店、日曜祝日は18時までしかやっていない。
閉店前に、余裕を持って潜り込まねば。
若干焦りつつ、お店を目指す。

なんとか・・・。
17時半にお店に入り、目指す部品を探す。

大量に壁に掛けられている電子部品。

その中から、この店に来た先人のブログ記事でぶら下がっている位置は見当ついている。
「入ってすぐ、壁にぶら下がってる」という情報を頼りに、
目指す部品を探す。

みっけ!

店内は、圧倒的に、男性率高し。
当たり前か。

レジに立っている店員さんは、アルバイトの大学生っぽい。
電通大とか東京理科大とかの学生さんかしらん?

部品調達で来ている理工系大学生らしきグループが、
「俺もこういうとこでバイトしたいなぁ」と、ポツンと漏らす。

以前、秋葉原が思いっきり電気街だった頃。

女子が秋葉原を歩いているのは、だいたい、親兄弟とか、
彼氏とかにくっついてきている子が大多数。

一人で来てる女子って、かなりの少数派だったと思う。

秋葉原の街もすっかり様変わりし、おたくの聖地と化したので、
アニメ好き女子とか、アイドルグッズを扱うお店目当ての女子とかは見かけるようになった。

ただ、そんな子たちは、秋葉原の表通りから、一本、二本。
奥に入った、こういうお店にはまず来ないし。
彼女たちからしたら、「なんかわけわからんものがいっぱいある」お店。
そんな風に見えるんじゃなかろうか。

部品調達に来た私くらいしか、女いないんじゃないか、この店。
そう思った時。
ふと、目に入ってきた光景。

男性率の高い店内に、かごを持って、部品調達している女子がいるではないか!
それも、単独客、しかも可愛らしい。

アイドルグッズを扱うお店で見かけた女子より、可愛いかも・・・。

ぽいぽいと、必要としている部品を、かごに放り込んでいく。
男性率の高い店内に臆することなく、慣れた手つきでぽいぽいと。

理工系学部の女子大生っぽい。
こんな可愛らしい子もいるんやねぇ。

レジに並ぶと、二人前にその女子。
かごの中には大量の調達部品。
5千円くらい買い込んでた。
何を専攻してるお嬢さんなんやろうなぁ。

会計を済ませて、店の外に出る。

こんな奥まった店の前に、なぜか外国人観光客。

電子部品がゴロゴロしてる様子が、面白いみたい。
物珍しそうに、店頭で覗き込んでる。

そこから少し歩くと、今度はメイド喫茶のメイドさんが、
一所懸命呼び込みしてる。

さらに歩いて表通りに出ると、そこには立派な痛車。

夕暮れの秋葉原。

昔ながらの電気街の部品屋さん。
外国人観光客。
メイドさん。
立派な痛車。

今昔が混然一体秋葉原。
とってもカオス。

きっと今 至福の時を 生きている〜高須帝国の逆襲を読んで〜

              

年齢差20歳のカップル。
ドクター高須と西原理恵子さん。
「ダーリンは70歳」という二人の交際を描いた漫画、大ヒット中。


このへっぽこアホアホサイトでも、バレンタインデーの記事でこの書籍紹介。
版元の小学館のおエライさん方、なんでこの本が売れているのか、わからないんだとか。
理由は、とってもシンプルやと思うけど・・・。
大丈夫かい、私が大学時代、バイトで出入りした出版社。

他人の恋話(コイバナ)、興味ある、ヒトは世の中にぎょうさんいてはるやん。
だからこそ、恋愛映画とか、恋愛小説とか、恋愛ドラマとかが世の中に提供されるんやし。

その恋話が、フィクションではなく、テレビで見かけるヒトが主人公。
高須先生と西原理恵子さん、20歳離れたカップル?!
どんな恋愛模様が描かれてるんやろ?
そう思って、書店で手にしたヒトは結構いたと思う。

そこに描かれているのは、決して甘ったるい恋ではない。
初版の帯には「新世紀バカップル」なんて書かれてるけど、
ただただ、大笑いさせられるだけの内容ではない。
ここで描かれているのは、人生の終わりを意識した、切ない恋。

でも、世界美容外科学会の会長で、フリーメーソンのエラいヒトである、
ドクター高須が蹴り入れられたり、エラい描かれ様。
大笑いさせられた後に、しんみりと泣かされる、そんな味わい深い本。
売れないはずがないやん。

さて、エラい描かれ様のドクター高須。
反撃(反論?)するぞ!と「高須帝国の逆襲」という本を上梓した。


発売5日で絶版に・・・。

どんな反撃してはるんやろ?
そう思いつつ、発売日に入手して、イッキ読み。

しかし!
反撃らしい反撃は、ニューオータニでの恥ずかしい一件だけ。
あとは、20歳年下の、自慢の彼女への愛情があふれた、心温まる内容。

ドクター高須と西原さんの出会いは、10年以上前。
その後、西原さんは夫だった、戦場カメラマンの鴨志田さんを見送り、
ドクター高須も、奥様とお母様を見送った。
しかも、相次いで。

鬱状態に陥り、もういつ死んでもいいや、とさえ思っていたドクター高須。
その状態から救い上げたのは、西原さん。
やがて、二人の間に、恋愛感情が生まれた・・・。

ここに描かれてるのは、結婚なんて意識しない、シンプルな男女の恋。
世間のしがらみに縛られることもなく、ただひたすらに、相手を想う恋。
読んでいて、うらやましくなる。

ドクター高須は、江戸時代からお医者さんをやっている旧家に、100年ぶりに生まれた男子。
生まれた時から、医者になることが決められていた。

跡取り息子として、家業の医業を継ぐべく医師となり、
大学時代の同期生と結婚して3人の息子をもうけ、
その息子たちも医師・歯科医師に育て上げた。

跡取り息子として、夫として、父親としての務めを立派に果たし終えた。

もちろん、今も高須病院、フリーメーソン、ドクター高須が果たすべき役割はたくさんあるけれど。

きっと今は、神様が与えてくれた、ご褒美の至福の時間。

何のしがらみに縛られることもなく、ただひたすらに、相手の笑顔が見たい、と願う。
ピュアでシンプルな恋をして過ごす、穏やかな至福の時間。
時々、蹴りを入れられるけど。

これから先も、ずっとずっと、春になったら、二人で並んで桜を見ていてほしいな・・・。