クラシックネタ」カテゴリーアーカイブ

在庫切れ 品薄理由を 考えよ・・・。

              

音高・音大受験生御用達の、楽典の教科書がある。
それが、これ ↓

黄色い楽典、なんて呼ばれているけれど。
この本、現在、密林様の表示「通常、2~4週間以内に発送します」になっている。
だからって、在庫確保してプレ値で売ろう!なんて、考えたらアカンよ。
なんでか、と言うと・・・。
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4月から、新学期が始まった。
音高の新入生が、教科書として授業で使うので・・・。
音高に出入りしている、ヤマハなど、楽器屋さんが出版社に相当数の注文をかける。
だから、この時期、出版社でも一時的に品薄になる。
密林様本体が発注しても、上記の事情ですぐには入ってこない、ことになる。
だからこそ、「通常2~4週間以内に発送します」となるわけ。
恐らく、出版社の在庫状況も、近いうちに復活する。
それに伴い、密林様本体の在庫状況も復活する。

この本を密林様で購入するヒトはどういうお客様か、考えてみる。
高校の普通科に在籍していて、音大受験を決心したヒト。
或いは、趣味で音楽をやっていて、定番・・・というか、定評のある楽典を購入する気になったヒト。
高校や大学で教科書として使うヒト、の購入も考えられるけれど・・・。
学校には、ヤマハなどの業者が納入しているから、わざわざ密林様に注文しなくても入手できる。
中には、定価で買うのがイヤ、と考え・・・。
マケプレの中古で書き込みなし、を探すヒトもいるかもしれないけれど。

密林マケプレでのこの本の現在の出品状況を見ると・・・。
中古の相場より、高めの値段で出品しているせどら~がチラホラいる。
商品コメント欄に「帯なし」って書いてるヒトもいるけれど・・・。
もともと、この本には帯ついてない。
中には、「ほぼ新品」で万超えの出品者もいるけれど・・・。
でも、一時的に品薄状況を作り出した、教科書の販売・購入は既に終わっている。
残念ながら、今後、その価格で売れる可能性は低い、だろう。
「この商品は、どういうお客様が、どういう目的で購入するのか」という視点。
それを持たないでいると、こんなことになってしまう。

もともと、密林様は在庫切れしやすい。
だから、単純にソレだけを見て、仕入れ・出品すると・・・。
あっという間に在庫が復活して、相場が崩れることもある。

在庫切れ・品薄の商品を見つけたら・・・。
まず、何故、在庫切れ・品薄なのか、その理由を考える。

それから、その商品を購入するお客様がどういうヒトたちか。
どういう、目的(ニーズ)で購入するのか。
それも考えて仕入れ・出品する。

そうしないと、いい値段で売れる時期を逃してしまったり。
出品者の中で一人だけ、俺様価格で出品し続ける羽目に陥りかねない。

そうならないように・・・。

在庫切れ・品薄理由は考え、それを仕入れ・出品に活かすようにしなくては。
本日の記事は自戒を込めて。

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今日は、30度超えるかもしれない、関東地方・・・。

密林に カタログさえない 楽譜アリ・・・。

              

今日はピアノのレッスンだったので、お師匠様のもとへ。
「明日、また雪だって~?」と、ひとしきり、雪の話題で盛り下がる。
テンション、ダダ下がり・・・。
やっとこさ、溶けてきたってのにさぁ~。
またかよ!というのが、師匠と弟子の共通認識。
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ピアノのレッスンに通い始めて・・・。
最初は、全音版や音友版でレッスンをすすめる。
ハノンとかチェルニーとかなら、まずこの国内版を使う。

でも、ある程度レッスンが進んできて・・・。
音高・音大目指すぞ、とか、趣味でも本格的にやりたい、となると・・・。
指の訓練以外の楽曲は、原典版を使うようになる。

原典版も定番みたいに使われているのがある。
バッハの平均律なら、ヘンレ版。
生徒側の保護者が熱心なら、平均律の前にやるインベンションとシンフォニアから、ヘンレ版使うことも。
モーツァルトのソナタなら、ウィーン原典版かヘンレ版。
ベートーヴェンのソナタなら、ヘンレ版。
ショパンの楽曲なら、パデレフスキ版かエキエル版、といった感じで。
これらに加えて、学習版もよく使われる。
音大の教授陣や、有名なピアニストの校訂した版などがよく使われている。
結構、楽譜代がバカにならない・・・。

さて、私が持っているベートーヴェンのソナタ集は、定番のヘンレ版。
音大のピアノ科でもレッスンに用いられているけれど・・・。
さらにこの校訂版を使いなさい!と言われている版がある。
それは・・・19世紀末から20世紀半ばにかけて活躍したピアニスト。
アルトゥール・シュナーベルによる、校訂版。
この人のベートーヴェンの解釈には定評があり・・・。
フレージングやペダリングの参考にしなさい!と・・・。
我がお師匠様はそのまたお師匠様に以前から言われていたのだけれど・・・。
何となく、避けてきたのだった。
でも、消費税が上がる前にしょうがない、買っておこう・・・と思い、購入。
何と!全32曲が上・中・下巻に分かれていて・・・。
1冊が1万円弱!ヘンレ版は上・下巻、1冊あたりも6千円くらい。
シュナーベル版、まともに揃えると・・・ヘンレ版の倍以上かかる・・・。

今日のレッスンで、そのシュナーベル版を見せていただいた。
ベートーヴェンでこんなテンポの揺らし方するの、まずくないか~?と思う一方・・・。
え~、このフレージング、思いつかなかったよ~!とか。
何、このペダリング~?!こんな踏み方もアリ?!とか。
お師匠様とアホな弟子である私は、二人で盛り上がったのだった。
明日の雪なんかに、負けないぞ、ふん!とばかりに。

こういう、あまりにもニッチな購買層しか想定できないモノって・・・。
当然、密林様でも高い(というか、元が高いし)けれど。
このシュナーベル版、日本の密林様にはカタログさえなかった。
まあ・・・そうやろうなぁ・・・。
万一、ブックオフなんぞの棚に刺さっていたら・・・。
カタログ作成からやらなアカンで。
しかも・・・ロングテール確実やからね~。
仕入れるような機会に当たったら、そのヘン覚悟して仕入れようね~。

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シュナーベル、CDは密林様にカタログあるんやけどね・・・。

ハノンとか チェルニー実は 回転本・・・。

              

知人から、ゴーストライター問題で話題の自称作曲家の自伝を借りた。
多分・・・というか、恐らくこれもゴーストライターが書いてるんやろうなぁ、と思いつつ。
その疑惑は読んでいて、ほぼ確信に変わった。
というか・・まともにピアノを習ったことのないヒトが書いた、としか思えない記述が・・・。
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4歳からピアノを母親に習ったとあったくだり。
これも、作曲のゴーストライターだった、音大講師の体験を元にしているそうやけど・・・。
その中に、「いや・・・それありえないやろ・・・」という記述があった。
「ハノンを制覇するのに10ヶ月かかりました」と。
クラシックピアノを習った経験のあるヒトなら、「はあ?」と言いたくなる記述。

ハノン、というのは19世紀にフランスの作曲家、シャルル・ルイ・ハノンが作った練習曲集。
第1部、第2部、第3部と分かれていて、全部で60曲収録されている。
第1部が両手の5本指が自由に動くようにする訓練曲集。
第2部が第1部のような練習曲の内容がさらに長くなり・・・さらに、音階・分散和音などの練習曲が入る。
第3部はさらに難易度が上がり、オクターブ・分散和音・重音の音階練習やらトレモロやら・・・。
ハノンの中でも最もムズかしいパート。
身体の成長スピードってヒトそれぞれ、だけれど・・・。・
少なくとも、無理なくオクターブが届くような手の大きさがないと「ハノンを制覇する」のはゼッタイ、無理。
第3部の練習曲を弾きこなせない。
まして、この自称作曲家の言っているように、学齢以前の子供が「ハノンを制覇」って・・・アリエナイ。
オクターブの届かない子供に無理やり弾かせたら、却って手の筋肉や神経を痛めかねないし。
それに・・・ハノンは入門教材終わったあたりから、中級レベル終了までお世話になる教材。
というか・・・クラシックピアノ弾くヒトは、一生お世話になる教材。
「制覇するのに10ヶ月」で、それで終わりという練習曲集とちゃうよ。
ちなみに、音楽高校のピアノ専攻の入試実技課題には、ハノン第2部の音階や分散和音が課せられる。

ハノンは、これまでにせどら~として、何度もお客様にお求めいただいたことのある教材。
ブックオフで単Cを何度か仕入れて、販売した。
この曲集を密林マケプレで購入するお客様、は・・・。
例えば、小学校の教員養成過程の学生、保育科の学生、趣味で大人になってピアノを始めたヒト・・・。
そんなヒトたちで、楽譜を安く入手したいヒト、だと思う。
ピアノ教室に通っていたり、音高などで副科でピアノを習うヒトなどは・・・。
楽器店で新品購入するだろうし。

以前は、ハノンは全音楽譜出版のモノが主流だったけれど・・・。
今は、音楽之友社版の方が、楽譜が開きやすく、解説が詳しいので人気がある。
だから、もしブックオフなどで安く仕入れする機会があったら・・・。
全音版より音友版の方がいいかも。
密林様のカタログには、音友版は旧版と新版の2種類ある。
旧版は絶版にはなってないみたいだけれど。
使い勝手のいいのは新版で、ニーズもそっちの方が高い、と思う。
音友版、仕入れの際には・・・旧版・新版を必ず確かめよう。

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私のピアノのお師匠様がハノン全60曲通して弾くと1時間半かかる。そういう、曲集なんよ~。

マケプレの 適正価格を 決めるのは・・・。

              

クラシックはせどりでは鉄板のロングテール商品だ。
その回転率の悪さたるや、恐ろしいモノがある。

ただし、仕入れ値に対して売値は高くなる、いわゆるプレミアム価格のものもある。

クラシックに詳しくないせどら~がこうしたランキングメチャ低・仕入れ値安・売値高・・・と3拍子揃ったものをブックオフなどでツールで見つけると、「プレ値ウマウマ~」と仕入れたくなるのも仕方のないことだ、と思う。

しかし!
クラシックは鉄板ロングテール商品であることを決して忘れてはいけない。
表示されている密林マケプレのランキングが例え3桁・4桁数字であっても、だ。
J-POP・ロックなどはその表示されたランキングの数字そのままで考えて大丈夫だが、クラシックはその数字×10倍くらいの数値でランキングを捉える必要がある。(例えば5600位だったら56000位くらいで考える)

だから、うっかり「プレ値ウマウマ~」と仕入れると「いつまでたっても売れない」ことに悩まされ、ついには値下げをすることになる。
もし、出品者に価格改定ツール使用者が多ければ、ツールによる値下げ合戦が始まり、結果として相場を崩すことにもなりかねない。

この状態は・・・。
昨日の「半沢直樹」に出てきた、タブレット端末上の数値ばかり見ていて、肝腎の相対する人を全く見ていない銀行員のような状態だ。
密林マケプレでライバル出品者を出し抜き、自分の出品を売りぬくために、PC上の数値で最安値取得合戦を展開しているだけで、クラシック購入者層のことが全く見えていない状態と言える。

クラシックの購入者層はどういうヒトビトだろうか?
音楽を専門に勉強している学生・勉強した音楽を職業にした人。
一般のクラシック音楽愛好家・・・。
大雑把に言えば、こんなところだろうか。

では、一般のクラシック音楽愛好家にはどんな人がいるだろうか?

経験から言うと、経済的に余裕があり、社会的地位もそれなりにある人が非常に多い。
その上、音にこだわりのある人たち、でもある。

こういう人たちは安いから、という理由では恐らく購入しない。
再発の廉価盤ならともかく、オリジナル発売盤や初回限定高音質CDなどなら、中古でもそれなりの金額を払うのは当然、と考えているだろう。
逆に、それなりの商品代金を支払う際に、「趣味にこれだけの対価を払える資力を持った今現在の私」に満足し、快感さえ覚えているのではないか、とも思う。

そういう購入者層に、値下げ合戦繰り広げて最安値が1000円を切ってしまったような商品は訴求力があるだろうか・・・?
答えは否、だ。
逆に、「あまりに安すぎるから何かおかしい」とか「海賊盤ではないか」とか、マイナスの連想を働かせ、そういう出品には見向きもしないのではないだろうか。

密林マケプレは安く出品すれば売れる、というワケではない。

総ての商品に対し「この商品を購入してくださるのはどういうお客様か」ということを考え、その想定しうる購入者層の心をどう掴み、販売につなげていくか・・・ということを忘れたらアカン、と思う。
購入の際の適正価格を決めるのも、せどら~ではなく、お客様のニーズである、ということも。

年中、頭働かせ続けなアカンなぁ~。

やっぱり・・・せどら~は将来ボケる心配が少ないかもしれない。

我が家のCDプレイヤー、ついに寿命かも・・・。

便乗系 売上回転 できるかな~。

              

毎日毎日、激暑いですね(--〆)

「こう暑いと、労働意欲も失われるやんけ~!」
と、言い訳しつつ、「FBAに預けたもんがガシガシ売れてくれないかしら~」とムシのいいことを考えていると、決まって・・・。

自己発送ばかりが売れていくのでございます。

やっぱり、せどりの神様、ドSやわ~。
「怠けてたら、アカンで!」ということなんでしょうね、きっと。
トホホ・・・。

梱包のためゴソゴソ動いているだけで、汗だらだら・・・。
また熱中症になりかけそうないや~な雰囲気。
ホンマに、気ぃつけなあかんわ~。

さて。
わたくしめ、一応ピアノを弾いたりするので・・・。
我が家はグランドピアノ・ピアノの楽譜・音楽書・昔買いあさったアナログレコードなどなどが1部屋を丸々占領しておりまする。
わたくしめは格調高く「音楽室」と呼んでいるのですが、我が家の大きな子供(夫とも言う)には・・・。
「のだめもどき通り越して、マンガに出てきたのだめの部屋、そのままやんけ!」と年中突っ込まれているのでございます。
確かに・・・グランドピアノの真下のみならず、そこかしこにダンボール箱があるけどさ・・・ふん。

クラシック界は元々のリスナー層の数が少ない・・・冷たく平たく言うと、J-POPやロックに比べ、需要が少ないので・・・。
何か世間でクラシックに注目が集まることが起きると、とてもわかりやすくそれに便乗したお品物を、出版社やらレコード会社やらがわさわさと出してきます。
新たな顧客を掴まなくてはなりませんもんね。
「のだめカンタービレ」の時には関連したCDだけでなく、こんな書籍まで↓

ボクたちクラシックつながり―ピアニストが読む音楽マンガ (文春新書)/文藝春秋
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芸大大学院出身のピアニストである青柳いづみこさんの著作。
クラシックに馴染みのない層に向けた入門書(?)なので、青柳さんの自身の師匠である安川加寿子先生の評伝などに比べると、わたくしめには少々物足りなかったのでした。
初版時は帯に「のだめカンタービレ」のイラストが使われていて(と記憶している)、便乗の空気感漂わせておりました。
購入して読んだんやけど、今手元に見当たらず。誰かにあげたんかなぁ・・・。

最近の便乗系だと、こんなのとか↓

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巡礼の年~小説に出てくるクラシック/オムニバス(クラシック)
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村上春樹氏の小説、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に関連した商品ですね。

元祖失神ミュージシャンであるフランツ・リストは自分自身がとんでもない演奏技巧の持ち主やったので、リストの曲は弾くのがムズかしいものばかり・・・。
チビッコの頃読んだ伝記で、小指の長さが9センチあった、という記述にびっくりした記憶がありまする。
ちなみに、身長約180センチの我が家の大きな子供(夫とも言う)でさえ、小指の長さは7センチ。
いったい、どないな手ぇしてたんやろ・・・。

というわけで、リスト弾き、と謳われるピアニストはそんなにいないのでございます。
本人が超絶技巧と大きな手の持ち主だったため、演奏家も負けない技巧と手の大きさ、要求されるんですよね・・・。
上に紹介したラザール・ベルマンはそのひとり。

個人的には・・・。
ホルヘ・ボレットのリストが一番好きやけどね~。

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早く涼しくならんかなぁ・・・。