月別アーカイブ: 2013年8月

野辺送り 経済原理で 考える・・・。(悲しみ紛らすための方便やけど・・・)

              

今日は、娘猫の野辺送り。
こんな日でも、お客様からは注文をいただけたので、ゴソゴソと梱包し午前中にクロネコを呼ぶ。
業者には、午後に来てもらうようにお願いする・・・。

昔なら、一戸建てなら庭に埋葬してあげるなどしていたのだろうけれど、昨今の住宅事情ではなかなかそれもムズかしい。
だから、こんなサービスが提供されている。
「個別火葬専門の出張ペット葬儀サービス」

ここにお願いして、娘猫の弔い。
昨日・今日とよりによって気温が上がり、しかも蒸し暑かったので、クーラーのない我が家では娘猫をキレイな状態に保つのにとっても気を使ったけれど。

この業者さん、フランチャイズ募集中らしい。
軽自動車の後部座席を改装し、ペット専用の火葬炉をしつらえてある。
車の外観は特になにもしていないから、そういうサービスを提供している業者の車だなんて近隣の人も気づかないようにしてある。
もちろん、ニオイが漏れるようなこともなし。

料金は体重別(重くなれば料金が上がる)になっていて、40キロ未満なら移動火葬車で対応可能、らしい。
流石にグレートデンやセントバーナードはムリだけれど、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなら対応可能ってこと。
ちょっとびっくり。そういう犬種はたぶん、もう少し大きな車種で対応しているんだろうけれど。

体重別で決まった娘猫の料金は1万8千円。それが出張料金・火葬・骨揚げ・骨壷などの一切合切を含んでいた。
他のペット霊園で同等のサービスを受ける場合、3万円近い料金だったので随分とリーズナブル。

因果なもので、ネットビジネスを始めてからこういうサービスに接するたびに「コストどのくらいなんやろ?利益1件あたりいくら位なんやろ?」という考えが頭をよぎる。
今回は、娘猫に突然旅立たれた悲しみを紛らすための方便ではあるけれど。

1件あたり2時間くらい時間をかけているから、移動時間を考えても1人のフランチャイズが受けられる1日の件数は多くても5~6件かな?それも、車での移動時間を極力少なくできるよう、本部で依頼を近隣区域にまとめるようにしているんだろうし・・・。
火葬の間、車を駐める場所が確保できないときは車を走らせながらだから、結構疲れる仕事だな・・・大変だな・・・。

と、つらつら考えているうちに「終わりました」と連絡が入る。
マンションの脇に駐車してもらい、骨揚げ。
あ~あ・・・こんなに小さくなっちゃって・・・。
涙が滲む。
業者さんにお礼を告げ、娘猫を腕に抱いて帰宅した。

日本の住宅事情から考えると、このテのサービス業は成長産業に入るんだろうな・・・と思う。
ただ、トラブルも多くなっているらしいので・・・。
もし、こうしたサービスを利用する場合は業者をよく吟味してお願いするようにしたほうがいい、とも思う。
我が家の場合は何の不満もないけれど。

【市場調査レポート】 ペット葬儀・霊園市場の現状と将来展望 (ペット市場調査レポート)/株式会社JPR
¥60,000
Amazon.co.jp

こんな本も出版されている。
流石に、値段が高すぎなのか・・・密林様以外の出品者いないねぇ。

旅立ちの 場を家に望む 我が猫の 願い聞き入れ ただ見送りぬ

              

今、動物病院から帰宅したところだ。
昨夜、事務の人が間違えて注射2本分の会計を入れるのを忘れ、追加で支払いに行ってきたのだ。
娘猫治療、最後の支払い。

昨夜、動物病院での穿刺の際出血し、獣医さんに呼ばれた。
「危険な状態なのですぐ処置室へ」と。
何とかそこは乗り切ったけれど、再度酸素室に入れられようとしたとき、娘猫の目は「家に帰りたい」と私に訴えていた。

その後、獣医さんから穿刺で採取した分からは腫瘍・細菌反応が今のところ見られないという説明を受けつつ、一晩病院で預かるかどうするか、と聞かれたが、夜間病院が無人となるため、その間にひとり寂しく・・・というのは嫌だったので、連れ帰ることにした。

帰宅し、キャリーを開けると自分で飛び出し、それからトイレにも行った。
その後、お気に入りの座布団で寝転がって呼吸も落ち着いていた。
様子を見るため、私がこのまま横に布団ひいて今夜はここで寝るよ、と夫に告げ、歯磨きに行ったのは午前0時半過ぎ。
歯磨きから戻ると、娘猫が座布団の上にいない。

いつの間にか、夫が寝転がっていた和室をウロウロしていた。
私を見つけてほっとした様子を見せた。どうやら、すぐそばにいたのに姿が見えなくなったので、私を探していたらしい。
ただ、急に動き回ったため肺・心臓にイッキに負担をかけたようだ。
それから呼吸状態が急激に悪化し、夫が「紹介してもらった夜間救急、行こう」と言ったが、何度か臨終に立ち会ったことのある私は「あ、これはもうあかん・・・」と、夫にもそう告げ、苦しそうに呼吸する娘猫を撫でさする。
やがて、ひときわ大きな声を出したあと、娘猫は息を引き取った。
平成25年8月30日午前0時40分、享年12歳。
容態が急激に悪化してわずか2日での旅立ち。

事情があって飼えなくなったお宅から、母猫4歳・娘猫3歳を2匹まとめて譲り受けたのは、今から約10年前。
母猫は警戒してなかなか私たちに心を開かなかったけれど、娘猫は自宅に連れ帰ったときささっとキャリーから飛び出し、私にすぐになついた。
てっきり人懐こい仔なんだと思いきや・・・お客さんが来るとどこかに隠れてしまう、大変な人見知り猫だった。
夫や私の家族にも慣れなかった、娘猫。
いつも私にくっついて歩き、ピアノの練習時には椅子に飛び乗って前足で鍵盤を叩いていた、娘猫。
夜、夫と私が寝静まった後にひっそり息を引き取るのではなく、起きている時間に、狙ったように旅立った娘猫。
ひとり旅立つのは寂しかったんだろうね・・・。

夫は臨終からしばらく泣きっぱなしだったが、私は泣けなかった。
娘猫の身体をキレイに拭き、整えてやりつつ、後からず~んと来るだろうな・・・と思っていた。

その予想通り、母猫が娘猫を探してウロウロし始めた頃から、悲しさとやりきれなさに襲われている。
でも、できる限り普段通りに過ごそうと思う。
こんな時でも・・・お客様からの注文は入るし。

在りし日の娘猫。名は・・・あくび、と言いました。

容態は 極めて悪いが 帰宅した・・・。

              

ちょっと前に娘猫を連れて帰宅した。
獣医さんには動物病院で一晩様子を見ることを勧められたけれど、夜間スタッフがおらず無人になる・・・とのことなので、それなら・・・。
もし、容態がますます悪化して旅立つことになったとしても、夜間人気のない病院で、より、自宅で母猫のそばの方が安心するのではないか、と思ったから。
獣医さんからは、容態悪化に備え、夜間救急動物診療センターの紹介状を手渡された。

レントゲンを撮影したら、普通黒く写るはずの左肺の部分が、白く写し出されていた。
かろうじて右肺が黒く写っている。獣医さんによれば、右肺のみで呼吸している状態ではないか、とのこと。
ただし、この画像から判断するに、肺炎・肺水腫ではないだろう、とのこと。
白く写っているモノが何なのかレントゲンだけでは判断できないので、エコー撮影もする。

エコーでは胸水とも言えない、液体というには弾力のあるものが確認された。
正体を確定するためには穿刺し、調べられる量を抜いて検査する以外にない。
肺を圧迫している胸水のような謎の物体を抜くことができれば、呼吸も楽になるかもしれないし。

ところが、少し抜いたら・・・呼吸と鼓動がイッキに悪化し、今これ以上抜くのは危険だ、と判断された。
抜いたモノを調べたところ、体液で薄められた血液で、今のところ悪性腫瘍や細菌感染の可能性は確認されていない。

それで動物病院で一晩預かるのを勧められたのだけれど・・・。

帰宅したら、キャリーから飛び出し、自分のお気に入りのところに行き、寝転がっている娘猫。
トイレにも自力で入っていく娘猫。
獣医さんによれば、レントゲン・エコーの画像からだと自力で立って歩くのが驚異的な状態らしい。
このまま、好きにさせておいてあげよう、と決めた。

娘猫 容態悪化で 病院へ

              

夏バテを克服し、元気を回復しつつあった娘猫。
昨夜から急に容態が悪化し始め・・・。
水は飲むけど餌は食べず。

以前罹ったことのある獣医さんに状態を連絡し、これから病院へ。
年も年だし、体温も低下しているようなので・・・。
最悪の事態も覚悟して、とのこと・・・。