知人に会いに、都会に出かける。
滅多に行かない地域。
都内でも、港区のあたりってほとんど行かない。
誰かと会う予定があるとか、どうしても観たい映画が、
その地域の映画館でしかやっていないとか。
そんな事情でもない限り、滅多に出かけて行かない。
しかも、シネマート六本木が閉館してしまったので、
六本木なんてホントに縁がない場所になった。
とはいえ、本日の待ち合わせは、六本木ではなく、青山。
原宿界隈はまだしも、表参道を登った、このあたりまでは、
ホンマに滅多にこない。
駅の改札を出たところで待ち合わせ、と言っていて、
待ち合わせ時間を過ぎても、相手の姿が見当たらない。
おかしいな、待ち合わせに遅れるようなヒトとちゃうし。
ジョルダンを見てみる。
電車の遅延情報も出ていない。
待ち合わせ相手からもらった、場所と時間の指定メールを見直す。
日時、間違っていない。
待ち合わせの改札も、間違っていない。
以前、友人の発表会(ど素人オペラ集団)を観に行く約束をしていて、
指定場所に出かけた。
ところが、その場所にいたのは、どう見てもオペラとは関係なさげな、
ロックンロールなお兄さんばかり。
おかしいな、と思い、友人の招待状を見直す。
・・・。
1日、間違えていた。
招待状には、翌日の日付が記入されていた。
ロックンロールなお兄さんたちがわさわさと忙しそうに出入りする中を、
邪魔にならないように、そっとその場を離れ、外に出たのであった。
私にはこんな前科があったりするので、またやらかしたんやないか、
と思ったけれど、日時、場所は間違いない。
合っている。
一体、どうしたんやろ?
待ち合わせから5分。
電話してみようか・・・と思い、スマホを握り直した時。
知人から電話が入る。
「今、どこにいてる?」
「駅の改札のとこやで、指定された」
「もしかして、今日◆◆線できた?」
「うん、そう、それできた」
すると、知人がこう言った。
「ごめん、●●線でくるかと思ってて、そっちの改札で待ってた」
「今からそっち行くわ」
知人は、私が来る路線を勘違いしていて、そっち側の改札で待っていたのだった。
東京メトロは、ややこしい。
日比谷駅なんて、有楽町駅と合体しているし。
永田町駅なんて、登ったり降りたり、全くもってわけがわからない構造。
新しく作った路線の駅を既存の駅にくっつけるから、
乗り換えのために他の路線の駅のホームを歩いて抜けたりする構造とか、
なんだかカオス・・・というか、めちゃくちゃな構造になっている。
大学進学で東京に出てきて、もう何年も経つのに、未だに習熟できない、
東京都内の地下鉄。
ただでさえ方向音痴なので、迷いやすい地下鉄は、極力使いたくないのであ〜る。
今度待ち合わせするときは、JRの駅にしてもらおう。
うん、そうしよう。